ジローズガーデン・ストーリー
ジローズガーデンの歴史は、雄勝町の美しい景色に魅了され「三陸の美しさをもう一度見つめ直したい!」という想いを抱いた事業家・故 大西治郎が、昭和58年に『白銀岬ホテル雀島』を開業したことから始まりました。
ホテルはその後30年にわたり、地域の観光を支える存在となりましたが、東日本大震災により営業中断を余儀なくされました。
震災後も治郎は雄勝に留まり、ホテルの再建を目指して尽力しましたが、令和5年、志半ばで95歳の生涯を閉じました。
その後、妻の二三子と息子、そして地域の有志らが治郎の想いを引き継ぎ、庭園づくりを続けてきました。
そして令和8年、風景式庭園と展望施設、さらに宿泊棟のうち7室を、治郎の名を冠した「ジローズガーデン」として再び皆さまにお披露目することとなりました。
心が癒され、生きる元気が湧いてくる、岬のリトリート
3万坪に広がる《ジローズガーデン》は、三陸復興国立公園の中にあり、雄勝湾や霊島・金華山を一望できる壮大な景色が魅力です。
海を見渡す庭園には、緑に包まれた癒しの散策路や屋外ステージが点在し、「みちのく潮風トレイル」を歩けば、三陸海岸の古社・白銀神社や岬の灯台まで、豊かな自然を存分に堪能できます。
治郎はここを「心が癒され、生きる元気が湧いてくる岬」だと感じ、多くの人にその魅力を届けたいと願っていました。
私たちはその想いをコンセプトに施設を整備しながら、地域と共に歩み、この場所を三陸復興国立公園の南端を代表する景勝地へと育てていきます。
